赤ちゃんがお母さんのおなかの中に入るまで。流産してしまった子は。

数十年前、

オレンジ色の

涙型の入れ物に乗って

私は

母のおなかの中に入りました。

 

本日は、

こびとのhanaちゃんに教えてもらった

赤ちゃんが

どのような道のりを経て

お母さんのおなかの中に入るのか

お伝えしていきます。

 

高い高い場所にある

赤ちゃんの森を抜けたその先に、

赤ちゃんたちの待機場所があります。

 

そこには、

これから生まれる予定の赤ちゃんたちが

3列に並んでいます。

そして、

担当の神様に

1列目の赤ちゃんには白い羽

2列目の赤ちゃんには金色の羽

3列目の赤ちゃんには青色の羽をつけてもらうんです。

 

自分の順番になったら、

赤ちゃんは

オレンジ色の

涙型の入れ物に

ぴょんっと入ります。

少しして床に穴が開くと、

担当の神様が

その穴に涙型の入れ物を

ぽんっと投げ入れてくれます。

すると、

ひゅーっと飛んで

お母さんのおなかの中に入っていくんです。

 

そのまま順調に入れるといいのですが

たまに、

涙型の入れ物が壊れてしまうことがあるそうです。

 

壊れてしまった時は、

つけてもらった羽をはばたかせ

お母さんのおなかまで

赤ちゃんは懸命に飛んでいきます。

でも、

上手に飛べなかったりして

引き返してしまう

赤ちゃんも

ごくたまに、いるそうです。

  

残念ながら流産されてしまった時

もしかしたら、

赤ちゃんが引き返してしまったのかもしれません。

 

でも、

引き返してしまった赤ちゃんも

また列に並んで

生まれてくる順番を待つそうです。

赤ちゃんは

次の自分の順番まで

お母さんのおなかに入るのを待っています。

 

今度は、入れ物が壊れませんように。

上手に飛んでいけますように。

 

このようにして

母のおなかに入った私を

数十年前の今日、

母は大変な思いで

産んでくれました。

 

産んでくれてありがとう。

お母さんのおなかに入れてよかった。

 

子どもたちも孫たちも

みんなおなかに入ってきてくれてありがとう。

引き返してしまった子も

また出会えるのを

楽しみに待っているからね。

順番になったら、

今度は上手に飛んでくるんだよ。