四十九日までの過ごし方。あなたは一人ではありません。

数十年前のこと、

近所で

大きな火事が起こりました。

 

その火事で

残念ながら、

そこに住む

姉妹が亡くなってしまいました。

お姉さんは中学3年生。

1か月後の

修学旅行を

とても楽しみにしていたそうです。

 

どうしても

行きたかったんでしょうね。

修学旅行から帰ってきた

仲の良かったお友達に

「楽しかったね!」

と、電話がかかってきたそうです。

 

その後も

誰もいない理科室に

一人、座っているところを

何人もが見かけています。

 

これからの生活を

どんなに楽しみにしていたことでしょうか。

とても

残念な出来事でした。

 

志半ばに

亡くなってしまった

友人のご主人は、

ご家族の今後を

とても心配していたんでしょう。

家族ぐるみで仲良くしていた方のお宅へ行き、

「子どものこと、これからもよろしくね!」

と言って

帰られたそうです。

 

また、

生前

仕事から帰宅するとすぐに

風呂場へ行き

お風呂のスイッチを入れていたように、

四十九日まで

毎日

スイッチを入れに

帰ってきたそうです。

 

人の思いって

すごいですよね。

亡くなってからも

ずっと

思いを寄せる方の側にいるんです。

 

今、孤独を感じている方が

いるかもしれません。

でも、

そうではないんです。

あなたは一人ではありません。

 

あなたの

将来生まれてくるお子さんや、

亡くなってからもあなたを思う方が

側にいるかもしれません。

いつも

あなたの心に寄り添い、

あなたを見守ってくれているのです。

 

あなたは一人ではありません。

 

一人になることはありません。