隠岐の島の思い出。~出雲大社へ向かう旅

旅好きだった私が

21歳の誕生日を迎えたのは

島根県隠岐の島でした。

 

ユースホステルでの夕食時、

「ご飯の中に何か入っている人はいますか?」

とのアナウンスがありました。

すると、100人以上いた宿泊者がいっせいに

ご飯茶碗の中を箸で探り始めました。

 

私のご飯茶碗の中に梅干しが一つ。

f:id:kobitonohanachan:20171025173745p:plain

 

手を挙げると、

「お誕生日おめでとう!!」

皆さんに祝っていただき、

そのユースホステルのオーナー自作のレコードをいただきました。

あんなに大勢の方々に祝っていただいた特別な誕生日。

大切な思い出です。

 

そんな素敵な夜でしたが、

エアコンのない部屋の3段ベッドの一番上。

真夏の隠岐は、熟睡するには暑すぎました。

 

次の日は、島の周りを巡る観光船に乗る予定。

楽しみたかった私は、夜中に布団を下に落として通路で寝ましたが、

完全に寝不足でした。

 

案の定、寝不足だった私は船上で寝てしまい

目覚めた途端に、岸壁に到着。

あんなに楽しみにしていたのに…と、がっかりしながら降りようとしていたら

船長さんが近づいてきて言いました。

 

「寝ていたから、景色見れなかったでしょ。もう一度出るから、乗っていきな!」

 

素晴らしい景色に、優しい船長さんとの出会い。

またまた誕生日プレゼントをいただいたような気持ちでした。

ありがとうございました!

 

帰りはお祭りのような大騒ぎでした。

岸壁には、ユースホステルの方々とこれから泊まる人たちが

棒にテープを通して盛大にお見送り。

そのうちの何人かが服のまま海に飛び込んで

手を振ってくれました。

 

フェリーのデッキで流れているのは、

荒井由実ユーミン)の「中央フリーウェイ」。

何十年とたった今でも懐かしく思い出します。

 

旅の次の目的地は、縁結びで有名な出雲大社

そして、もう一つの楽しみは八重垣神社の「鏡の池の縁占い」

その話しはまた次回。

 

 

タロット占いやってます。

お悩み事がありましたら、是非ご相談ください。

 

kobitonohanachan.hateblo.jp